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17 衣食住+行

人が生活するうえでの3大要素「衣食住」。語順は違うが英語でも、 food, clothing and shelter と言う。ところが、中国ではもうひとつ要素がある。
それは「行」。

中国では「衣食住行」の4大要素が生活するうえで大切なのである。と親しい中国人の友人が教えてくれた。
行は move。動くこと、行き交うこと。古くは馬車で、船で、中国人は行動範囲を広げてきた。そして今、モータリゼーションの波が中国にもやってきた。「13 中国人の経済状況」で書いたように個人資産となりうる自動車購入は、中国人思考の根底に「行」があってさらに拍車がかかる。

私が感じた限りでは、中国人は「かたち」から入ることが多い。物の場合は外見にこだわる。人格の場合は面子にこだわる。車についても「虎の威を借る」人が多いように思う。それが街行く車にも表れている。
自家用車は、今の日本のようにワゴン車、1ボックス車ばかりということはない。中国国内の自動車雑誌にはこれから SUVが流行の兆しとは書いてあるものの、まだまだ保守的なセダンに人気がある。色は黒が多い。

党幹部や資産家が乗るような黒塗りのセダン、窓には黒のフィルムを貼りなるべく偉く見せたがっているようだ。天津-北京間の高速道路ではかっ飛ばすワーゲン・パサート、アウディ・A6などの高級車が多い。北京ではベンツ・Sクラスも多い。
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かっ飛ばすと言えば、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニはほとんど見ない。北京で何店舗かのカーディーラーに展示してるのを見たが街中を走っているのは見かけなかった。

虎の威を借りれる人は、一部。大部分の人々は自転車かバスで移動する。特に平野である天津は自転車が多い。電動アシストつき自転車、またはほとんど原チャリに見えるが実は電動スクーターが最近の人気。ハイパーマーケットなどの大型小売店舗の自転車コーナーでも電動車は人気。一番安い電動アシスト自転車は 1,200元(16,000円)ほど。

125CC以上のオートバイはほとんど見ない。オンローダー、オフローダー共に少ない。たまに、大型スクーターに乗っている悪そうなガキがちらほら。私が好きな大型レーサータイプのオートバイは数えるほどしか見ない。乾いた泥が散乱する路面状況では大型レーサーはちょっときつい。

三輪自転車や、バイクを三輪車に改造したような乗り物は結構見る。農家の人が農作業の行き帰りで乗っている。日本で言えば軽トラのイメージ。
ちょっと大きめのトラックも三輪トラック。よく見るとFRベルトドライブ車。耕運機から発展したのか、おそらく短気筒だと思うが焼玉エンジンのような音を立てながら結構なスピードで走る。

そんなこんなで、中国の道路上には種々雑多な乗り物が混在して勝手気ままに走行している。もちろん歩行者もウロウロ。中国で車を運転してみたいが、日本人には無理っぽい。

「行」のほかの形態、船舶については見識なく書けない。(申し訳ありません。)
また、航空については軍事的に制限されており一般人は旅客機での移動まで。個人でセスナという状況はない。ただ、最近は有人宇宙飛行が成功して、子供たちの空への憧れは強い。

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電動スクーターで検索して、トラックバックしてみました。 ぜひ、カナダの電気事情をちょこっと紹介。 [続きを読む]

受信: 2005.04.13 15:30

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