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19 車のデザイン

以前「07 CCTV 中国中央電視台」で知的財産権の話を書いたが、現実はマダマダ。

今回は車のデザイン(外観)について書いてみる。
日本の自動車デザインは数十年前、米国車や欧州車の「外観」を真似たものが多数あった。ただし、丸ごとではなく なんとなく中途半端に雰囲気をまねたものが多かったと記憶している。日本人らしい曖昧さである。
中国ではそんな姑息なことはしない。モロにコピー車のごとき外観で出す。

ピィカァ~

これは中国でたまに見かけるピカチューによく似た車。
私はてっきりデーウ(韓国)のマティスだと思っていた。
マティスは以前から日本でも販売されていたので姿形は覚えていた。ところが、これはマティスではない。
奇端汽車(汽車=自動車のこと)の QQ という車だった。(注:その後、係争あり現在は和解している模様。

いろいろ調べて見ると、100社ほどある中国の自動車会社の中で外資と手を組んでいる大手はパクリ車は出していないが、純粋な中国国内自動車会社からこの手の車が出ているようだ。
奇端汽車の他には、長城汽車が一世代前のトヨタ「サーフ」そっくり車を「セーフ」という車名で、また吉利汽車がベンツCクラスのそっくり車をいくつか出している。
今年6月に開かれた北京モーターショーでもかなりの「デザイン類似車」があったという。
私は当日北京にいたがあまりの人出に入場をあきらめた。今思うと残念。


コピー製品はとにかく安い、車にしてもオリジナルの半値である。オリジナルの販売に影響していることは間違いない。

車だけでなく、中国にはいろんな廉価なコピー製品があふれている。
ブランド品の腕時計やバッグの類は有名であるが、お菓子から衣類、電化製品...なんでもあり。
ただし、これらコピー製品、安いだけあって「仏作って魂入れず」のものが多い。
私はホテル暮らしであったが、備え付けの洋風家具や洗面台など格好は洋風でも建て付けが悪かったりした。つまりカッコだけなのである。
この現状の原因を考えるに、「まず形から入る」というやり方で急激に西洋文化を取り入れているからだと思う。
無理して他国の真似する必要ないよ中国人。(まー日本人も過去それをやってしまったのだが。)
この状態を中国政府はWTO加盟国としてどのように収束させるのだろう。 最近北京の有名コピー品街、紅橋市場を閉じたりしたようだが、必要なのはもっと根本的な対策のような気がする。

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